●肋間神経痛の原因
| @帯状疱疹 | A脊髄部分の異常 | C神経根の障害 | D内臓の異常 |
@帯状疱疹によるもの
ヘルペスウィルスによる感染症による肋間神経痛です。 ヘルペスウィルスが脊髄神経節に進入、皮膚へと移動することで感染を引き起こします。 そして感染を引き起こした神経が管轄している皮膚領域に沿って激しい痛みを引き起こすのです。 この場合、ヘルペスウィルスによって感染した皮膚組織は赤い湿疹が浮かび上がり、水泡が 出てきます。同時に肋間神経に沿って痛みが発生してくるのは まさにこのヘルペスウィルスによる感染が原因なのです。 このヘルペスウィルスは 成人は誰もが保有しているウィルスのため、誰もがヘルペス感染による 肋間神経痛に襲われる可能性を持っているということができます。
ちなみに、帯状疱疹による肋間神経痛は骨格の歪み等が原因となっているわけではない 為に、比較的治療がし易いようです。
A脊髄部分の異常によるもの
脊髄神経が束となって走っている背骨。この脊髄神経が何らかの原因によって圧迫され、神経痛を 引き起こすケースがあります。神経圧迫を起こす原因は「骨折による神経圧迫」「脱臼による神経圧迫」 「椎間板ヘルニアによる圧迫」「腫瘍による圧迫」などが考えられます。これらのほかにも 自動車事故などの外部環境による大きな衝撃・圧力によって内出血が起こり、脊髄神経の周囲を 血液が圧迫してしまい神経痛が発生するケースもあります。また、すべり症による骨のずれ、脱臼・骨折 などによる骨のずれによる神経圧迫などもあります。こういった場合にはトイレでの力み、くしゃみや あくびといった場合、また咳などの際にも痛みが走る場合があります。足先、太ももとなると、肋 間神経痛だけでなく、坐骨神経痛や椎間板ヘルニアなども 疑われます。もしも、腰以下に痺れといった症状が発生した場合、すぐにでもお近くの病院で レントゲン・MRI検査を受けられることをお奨め致します。「この程度の痛みなら大したことない」 「我慢できる痛みだし」と放置することだけは絶対に避けてください。放置して良くなることは まずありません。酷くなることが殆どです。
B神経根の障害によるもの
肋間神経は胸椎から胸に向けて走っています。上部7対は肋骨 沿いに走り、残る5対は下部の腹部へと延びています。神経根障害はこの肋間神経 が出口(胸椎)の部分で何かしらの圧迫を受け神経痛症状が発症してしまいます。この神経根を 刺激する原因は椎間板ヘルニアやすべり症などの骨の変形などによるものが多いです。 賞状の特徴としては両胸に平均的に神経痛が発生するのではなく、どちらか一方の胸に 神経痛が発生するケースが多いです。
C内臓の異常からくるもの
案外知られていないのですが肋間神経痛には内臓の異常からくるものも あります。この内臓の異常による肋間神経痛の厄介なところは場合によっては 検査で異常が見られない場合があることです。ですので、この内臓系疾患からくる肋間神経痛 には注意が必要です。
▼肋骨は多くの内臓を内包している
肋骨の中には内臓が詰まっています。胃,すい臓,肝臓,心臓,肺,脾臓など、 肋骨に包み込まれている内臓は非常に多いです。そして、これら内臓は脊椎にある 回旋筋と密接な関係があり、内臓に不調があった場合にはこの回旋筋が機能不全に 陥ります。その結果、回旋筋が支えていた骨格部分がゆがみ、また回旋筋が負担していた 身体的負担を周囲の筋肉が補う事になります。
当然、そうなると筋肉は疲労し、 徐々に骨格は歪み、神経圧迫へと繋がっていきます。そして神経圧迫の結果として 肋間神経痛が発生するのです。これは筋肉疲労と 骨格の歪みが原因ですので、 カイロプラクティック・整体といった身体の歪みを 改善する施術を受けることによって症状緩和されます。また稀にではありますが、 内臓の調子が回復することにより、回旋筋が正常な機能を取り戻して症状緩和されることもあるそうです。